タイトル : Re^7: windows10でのコンポーネントの設定方法を教えてください 投稿日 : 2018/02/18(Sun) 14:10 投稿者 : 魔界の仮面弁士
>> ユーザー設定に問題があるかも知れないので、PC に別の管理者アカウントを作成し、 >> そちらでログオンしてインストールすることをお奨めします。 > 案内されたサイトを参考に、管理者で実行しましたが > 結果は同じで「DCOMユーザアカウントが作成できませんでした。」とエラーになりました。 インストールに使ったアカウントは、新規に追加された管理者アカウントなのですよね? http://www.dell.com/support/article/jp/ja/jpbsd1/sln303810/?lang=ja > 「Hierrchical FlexGrid Control 6.0」ありにチェックが 誤:Hierrchical 正:Hierarchical > フォームを開くとMSHFlexGridの部分が表示されませんでした。 ActiveX コントロールの読み込みに失敗した場合、そのフォームにあったコントロールは PictureBox に置き換わるようになっています。そのまま保存すると上書きされてしまいますので 元のプロジェクトを破損させてしまわないようご注意ください。 また、VB6 はユーザーアカウント制御(UAC)が搭載される前にリリースされた製品で あることから、レジストリアクセスに際して制限があるようです。(特に 64bit OS) そのため VB6 開発環境は常に、 No16389 で示したように 「管理者として実行」で起動した方が無難です。 ところで、MSHFlexGrid 以外の ActiveX コントロールについても 同様の事象が発生しているのでしょうか。 新規プロジェクトを作成して、 そこに他のコントロールを追加することはできますか? https://support.microsoft.com/ja-jp/help/412577 > 「このコンポーネントのライセンス情報が見つかりません。」 ランタイム(実行時)だけで、デザインタイム(開発時)ライセンスが無い場合などに、 このメッセージが表示されることになります。コンパイル済みの exe を利用するだけならば デザインタイムライセンスは不要なのですが、開発時には必須となるものです。 開発時ライセンスを必要としないタイプの ocx もあるのですが、 mshflxgd.ocx の場合は必要としている、ということでしょうね。 http://www.naboki.net/access/psychic/psychic-02.html http://hanatyan.sakura.ne.jp/logbbs/wforum.cgi?mode=allread&no=5169&page=0 ライセンス情報不足のエラーメッセージですが、開発環境を入れる前にランタイムが先に インストールされていたり、VB6 をインストールしていない状態で Visual Studio .NET を インストールした場合などに、そうした状態に陥る可能性があるようです。 [VB5] ライセンス情報が書き込まれない場合の対処方法 https://support.microsoft.com/ja-jp/help/411156 [PRB] Visual Basic 6.0 のコントロールを Visual Studio .NET で使用するとエラーが発生する https://support.microsoft.com/ja-jp/help/318597/ 今回の場合は、DCOM の登録で躓いているようなので、その影響でライセンス登録に 失敗しているのかも知れませんが…本当に因果関係があるのかどうかはまでは分かりません。 ただ、今回お使いの Visual Basic 6.0 が Enterprise Edition なのであれば、 DCOM のエラーは No16397 で紹介した URL の通り、インストールオプションで Microsoft Visual Studio Analyzer (MSVSA) をインストールしないようにすれば 回避できる可能性があるようです。Professional Edition 以下の場合は関係なさそうですが。 もしくは DCOM ユーザーアカウントを手動で用意することもできます。MSVSA が必要な場合は Enterprise 版インストール時の DCOM エラーはそのまま無視してセットアップした後で、 Windows にローカルユーザーアカウントを追加し、dcomcnfg.exe の "DCOM の構成" で MSVSA の実行ユーザーアカウント(ID タブ)にそのアカウントを手動で割り当てるようにします。 それともう一つ。Visual Studio 6.0 のインストーラーには、Microsoft Java Virtual Machine の ランタイムが含まれていますが、これは主に Visual J++ 6.0 向けのものですし、 Java VM としてはかなり古いバージョンとなっています。Visual Basic 6.0 では不要なものなので もしもインストール時に [Microsoft Virtual Machine for Java] の更新ダイアログが表示された 場合には、更新のチェックボックスを外して、インストール処理をバイパスしてください。 (後期版のパッケージだと、Java VM が同梱されていないものもあるようです) > OCXがレジストリに登録されていない為とありました 開発時ライセンスは、ファイルあるいはレジストリもしくは特定のインターフェイスを 通じて提供されるものです。Web アプリ上でロードされる場合などはファイル配置が用いられ、 VB6 開発環境でロードされる際にはレジストリ上のエントリーが利用されているはず。 > 続いて「regsvr32 /i MSHFLXGD.OCX」を投入 regsvr32 で登録されるのは実行のために必要な情報であり、開発用に必要な情報とは異なります。 また、regsvr32 には 32bit 版と 64bit 版があることにもご注意ください。 64bit OS から呼び出す場合、 C:\Windows\System32\regsvr32.exe は 64bit の ActiveX コントロール向け、 C:\Windows\SysWOW64\regsvr32.exe は 32bit の ActiveX コントロール向けです。 https://support.microsoft.com/ja-jp/help/282747/ > これ以外にも、ランタイム再頒布可能パッケージ (vbrun60sp6.exe)も実行してみました。 ランタイムとデザインタイムは異なります。また、デザインタイムのライセンスは 開発ツールの購入者のみが利用可能なものであり、ランタイムと違って再頒布が 許可されたものではありません。基本的には開発ツールを正しくインストールする事が必要です。 > Windows10のバージョンは「1607」でした。 現在お使いの 1607 はサポート期限切れ間近の OS であることにご注意ください。 …といっても、VB6 を継続利用している時点で、そもそも無意味な話かも知れませんが。 Windows 10 の更新周期を "半期チャンネル (ターゲット指定)" / "Semi-Annual Channel(Targeted)" に 指定している場合、昨年10月下旬以降、自動的に 1709 に更新されるようになっています。 Windows 10 の "半期チャンネル" / "Semi-Annual Channel" を指定している場合は、 先月下旬以降で 1709 が公開されていたと思います。 ただし更新プログラムのインストールを遅延させることもできるので、 その場合は一つ前の 1703 となっている可能性があります。1607 については さらにもう一つ前のバージョンですね。 ☆2014/04/08 Windows XP with SP3 / VB6 with SP6 の延長サポート終了 2015/01/13 Windows 7 / Windows Server 2008 with SP2 / 2008 R2 のメインストリームサポート終了 2015/07/14 Windows Server 2003 with SP2 / 2003 R2 with SP2 の延長サポート終了 2016/01/12 Windows 8 のサポート終了 2016/04/12 Visual Studio 2005 のサポート終了 2017/04/11 Windows Vista SP2 の延長サポート終了 2017/05/09 Windows 10 ver1507 の延長サポート終了 2017/10/10 Windows 10 ver1511 (November Update) の延長サポート終了 2018/01/09 Windows 8.1 / Windows Server 2012 / 2012 R2 のメインストリームサポート終了 《今ココ》 ★2018/04/10 Windows 10 ver1607 (Anniversary Update) / VS2008 with SP1 の延長サポート終了 2018/10/09 Windows 10 ver1703 (Creators Update) の延長サポート終了 2019/04/09 Windows 10 ver1709 (Fall Creators Update) の延長サポート終了 2020/01/14 Windows 7 with SP1 / Windows Server 2008 with SP2 / 2008 R2 with SP2 の延長サポート終了 2020/07/14 Visual Studio 2010 with SP1 の延長サポート終了 2022/01/11 Windows Server 2016 のメインストリーム / VS LightSwitch 2011 の延長サポート終了 2023/01/10 Windows 8.1 / Windows Server 2012 / 2012 R2 / VS2012 with SP4 の延長サポート終了 2024/04/09 Visual Studio 2013 Update 5 の延長サポート終了 2025/10/14 Visual Studio 2015 の延長サポート終了 2027/01/11 Windows Windows Server 2016 の延長サポート終了 2027/04/13 Visual Studio 2017 の延長サポート終了 なお、Long-Term Servicing Branch (LTSB) 版の Windows 10 を購入している場合には、 これとは異なるライセンスポリシーが適用されます。LTSB の場合には メインストリームサポートが 2020/10/13 まで、延長サポートが 2025/10/14 までです。 とはいえ LTSB 版は特定業態向けの特殊な OS ですし、今回は関係なさそうですね。 |