投稿日 | : 2002/12/03(Tue) 12:57 |
投稿者 | : 魔界の仮面弁士 |
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タイトル | : 追記: Dictionaryオブジェクト |
> Dictionaryオブジェクトというのは知りませんでした^^;
先のコードでは、As Objectで宣言して使っていましたが、参照設定して使う場合は、
SCRRUN.DLL (Microsoft Scripting Runtime)にチェックを入れておいてください。
そうすれば、
Dim S As Dictionary
Set S = New Dictionary
のように宣言して利用する事ができます。
> Collectionのように、キー文字列での検索ができる
> オブジェクトを使うことになるのですね。
ただ、Collectionとはキーの扱いが若干異なります。
・Collectionではキーを省略する事ができますが、Dictionaryではキーが必須です。
・Collectionではキーに文字列しか使えませんが、Dictionaryでは文字列以外も使えます。
・Collectionでは、キーの大文字/小文字/全角/半角は区別されませんが、
Dictionaryでは、区別するかどうかを CompareMode プロパティで変更できます。
・Dictionary には、キーが存在しているかをチェックする Exists メソッドや、
キーの一覧を返すKeysメソッドなどが追加されています。
・Collectionでは、値の取得を行うのは、「Itemメソッド」でしたが、Dictionaryでは、
「Itemプロパティ」に変更されており、値の取得だけではなく、設定も可能となりました。
・Addメソッドでの登録はCollection/Dictionaryのいずれでも使えますが、
引数の順番が異なります。Collectionでは「値, キー」の順ですが、
Dictionaryでは逆の「キー, 値」になっています。
―――以上、蛇足までに。